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2012年08月25日


個人消費動向


米国市場は夏休みですが、多くの人々は既に
夏休みから戻ってきています。

とくに新学期を迎える子供を持った家庭は、
地元に戻り、学用品や洋服等の購入に向かって
いるとの報道もあり、米国の小売業で2番目に
大きな売り上げを記録する、新学期セールの動向が
直近の米国経済の動向を知る上で、大変重要だと
考えて、個人消費動向のレポートをします。

ショッピング・センター国際評議会(ICSC)が
発表した8月18日の週のチェーン・ストア週間
売上は、前週比-0.8%でしたが、前年比は+3.1%と
前年比では、そこそこの伸びは示しました。

レッドブック・リサーチ社が発表した同時期の
大規模小売店売上平均は、前年比+1.9%で
ICSCよりは弱めの結果を発表しました。

また、ショッパー・トラック社発表の8月18日までの
1週間の全米小売売上推計は、前週比で+2.5%、
前年比では+4.3%とより大きな伸びを発表しています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2012maguchart/120825.html

を参照して下さい。

第1四半期から第2四半期にかけて米国経済は
スローダウンしたようですが、このところ少し持ち直し
傾向が個人消費でも伺えます。

まず、昨年の好調だった年末消費が年初に落込み、
欧州債務危機の影響で、製造業が不振になり雇用が
伸び悩みました。

また、中国経済もスローダウンして、米国の輸出
頭打ちになりました。

しかし、その後原油価格が下落し、ひどかった住宅
市場が二番底を打って、緩やかに回復傾向になり、
米国経済は不況入りしそうでしたが、そこからは復帰した
ように感じています。

しかし、依然として失業率は高止まりしていて、米国
経済の脆弱性には疑いの余地はありません。

そこでFRBは追加金融緩和に前のめりで、とくに
リスク資産価格が下落気味の場合は、確実にQE3を
実施しますが、最近の株価の落ち着きで、QE3実施
時期についてのコンセンサスに微妙な差異が生じて
いるようです。

今回の3つの個人消費指標を見る限り、少し後ずれ
してもおかしくありません。

どうせ、FRBも政権よりの金融政策を実行しますので、
実績が上がらないオバマが再選されるのを待って、
QE3を実施するかも知れません。

その上、財政の崖問題等もあり、米国経済を支える
余力は財政にはありませんから、FRBバブルを
醸成するために、金融緩和するのみでしょう。

しばらくは、リスク資産価格は値保ちするとは思いますが、
実力から遊離した価格形成では、バブル崩壊が
来ることを覚悟すべきです。

しかし、比較感から、欧州が凹み、中国が減速すれば、
米国が優位に立つこともあり得ます…。


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2012年08月25日 16:30記述


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