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2012年09月05日


レストラン・パフォーマンス指数


全米レストラン協会(NRA)から、7月のレストラン・
パフォーマンス指数が発表されました。

7月の総合指数は100.2となり、6月の101.4
から1.2ポイント下落し、9ヶ月ぶりの低い数値と
なりましたが、指数は辛うじて拡大を示す「100」を
超しています。

グラフは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2012maguchart/120905.html

を参照して下さい。

現在、当該指数を精緻に追いかけることは、非常に
大切だと考えています。

当該指数の遅行性については、過去に何度かレポート
しています。

当該指数は、景気拡大局面では、遅い段階でしか
レストラン業績は回復しない業界です。

つまり、景気が良くなっても雇用は遅行指標として機能し、
ゆっくりと雇用拡大し、個人消費がそれに追随します。

結果として、必要度の低い外食業界の回復は、実体
経済より遅い段階で回復へ向かいますので、遅行性が
あるのです。

逆に、当該指数は先行性も持ち合わせています。
景気が悪化する時には、支出優先度合いが低い
外食業界への支出は、真っ先に減らされる支出
項目なので、他の指標よりも先行性が認められます。

その上、当該指数の期待指数は、向こう半年程度の
売上げ等の期待度が反映される指数で、レストラン
経営者の思惑が色濃く反映されています。

とは言え、過去の経験から売上や客足等の増減を
予測していますから、大きく外れるとは言えません。

欧州債務危機が、欧州経済の不況化を進展させ、
米国からの輸出が減り、米国の製造業の業績が
悪化し雇用に影響し個人所得に負の影響を与え、
最終的に個人消費支出が減少します。

それらに先行する形で、レストラン・パフォーマンス
指数が先行し、期待指数が先行するのであれば、
現在、この指数を追いかける意味は大きいのです。

前述したように7月の総合指数は辛うじて「100」を
キープしていますが、詳細では現況指数は「100」を
下回り、99.8を記録しています。

業界は縮小しているのです。

しかし、期待指数が100.7と、「100」を上回って
いるので、総合指数は「100」以上です。

その期待指数の下落も大きく早く、今のペースを
維持すると、向こう1〜2ヶ月程度で「100」を下回ると
予想されます。

当該指数の先行性を重く見ると、米国経済の後退期
入りが視野に入ってきました。

FRBのQE3はなるべく早い時期に実施しないと
手遅れになるかも知れません。

しかし、株価等リスク資産価格は相対的に高く、バブルの
状況に近づいています。

危険な兆候です。


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2012年09月05日 19:00記述


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