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2013年04月23日


米国賃貸アパート市場指数


NMHC(National Multi Housing Council)から
四半期に一度の賃貸アパート市場指数が出ました。
NMHCを日本語訳すると、全米集合住宅会議と
すれば良いでしょうか。

今回は今年第1四半期の調査分です。

NMHCと言うのは、ワシントンにある米国の
大手集合住宅関連企業の利益団体です。

この団体がカバーしている、米国賃貸アパートの
シェアは、大体14%程度と発表されていて、中小企業が
運営する賃貸アパート等の市場は含まれていません。

しかし、米国の賃貸アパート市場の全体の方向性は、
示していますので、興味深いものがあります。

四半期終了後翌月上旬に、4指数が発表されます。
それらの指数は、負債金融指数・賃貸アパート市場指数
(これは空室率の逆)・売上高指数・資本調達指数です。
それぞれ50が好不況の境目となっています。

賃貸アパート市場指数は、前回の45から上昇して
54になりました。

チャートは

http://www.yuji-hiramatsu.com/2013maguchart/130423.html

を参照して下さい。

前回の発表の昨年第4四半期では、住宅バブル崩壊後、
米国経済が回復して初めてこの指数が「50」を下回りました。

しかし、今回は再度50を上回りました。

過去の景気サイクルでは「50」を下回ると米国経済は
不況に突入しています。

アパート建設には着工から竣工までタイムラグが
あることは容易に分かります。

大体1年くらいと考えられます。

賃貸アパート市場の需給がタイトになるとアパートの
建設が始まり、完成する時期にはかなり需給が緩むと
考えて良さそうです。

グラフを見て分かるように、米国の個人住宅市場は
二番底を経験しました。

グラフが「M」字型になっています。

個人所得や負債の状況で、持ち家から賃貸へ
大きく流れるため、個人住宅市場が悪化すると、
当該指数は引き締まります。

そして、景気が回復し、個人所得が増加し、負債が
減少すると住宅市場が回復して当該指数は
緩慢な領域に入ります。

米国経済のサイクルからも個人住宅市場と賃貸
アパート市場の動向から、そろそろ注意すべき
状態に入っていると思います。

次回以降の当該指数が50を切る状況になると、
米国経済の不況下を真剣に考える時期が近いのでは
ないかと危惧します。

FRBがジャブジャブに流動性を供給しても、それでは
支えきれない何かがあり、経済成長が下向きになる
リスクが存在しているのではないでしょうか。

下手をするとアベノミクスは吹き飛びます。


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2013年04月23日 15:00記述


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